BECK見てきた

言いたいことはいろいろあるんだけど…どこに吐き出していいか分からなくてここに書きます。まだ見てなくてこれから見る人にはネタバレになる話もありますのでご注意を。


では以下ネタバレ注意の上、お読み下さい。


原作単行本は1巻しか読んだことないから正直特別な思い入れがあったわけじゃないんだけど、電王、カブト、メイちゃんの執事wと見てきた私にはスルー出来ませんでした!ぶっちゃけキャスティングにホイホイされて見てきました。(こいつ最低)
でもこの映画は、邦画によくある名前と大まかなストーリーと設定だけ借りたマンガ原作映画ではなく、音楽もキャラクターもすべてにおいて原作のイメージを最大限に尊重して、マンガを三次元で再現することにこだわった映画なんだろうなーと思いました。最近では二十世紀少年とかもそうだった気が…あ〜同じ監督だ。実際私がボンヤリ持ってたそれぞれのキャラクターのイメージはまったく壊されませんでした。
で、ものすごい早さでストーリーが展開していくんですけど、その中でもコユキのギターが上達していくシーンは見せ方が上手だなあと感心しました。絵も面白いし。あ、カンニング竹山が「斉藤さん」だったのに吹いた。
あとコユキが同級生の不良に絡まれるシーンは、桜田通くんがリーダー格で(別作品ではおじいちゃんにあたる)佐藤健くんをいじめてるというw「あの子、やっぱり名前のことでおじいちゃん恨んでるんだわ!」とか思った。
ついでに「あのヒルクライムみたいなイケメンどっかで見たわー」と思ってたら古川雄大くんでした。NEW電王に続いてG電王まで…!予備知識無しで見てたのでこの辺りには本当びっくりしたー。
(特ヲタ的話題ここまで。)
フェスのシーンはフジロックのステージをそのまま使っただけあってすごくリアルでした。実際にはフジロック行ったことないけど。でも映画館で見てたせいもあるけど、最後のBECKの演奏シーンは本当にライブを観客席で観てると錯覚するくらい迫力あって良かった!
ただ。個人的にこの映画唯一の残念な点が…コユキの歌声が最後まで聞こえないんだよね〜これは帰ってからパンフ読んで知ったんだけど、原作者の先生の意向なんだそうです。多分原作を読みながらそれぞれがイメージしたコユキの歌声を、映画見ながら脳内再生して欲しいっていう演出意図なんでしょう。でもそれ知らないで見てたんで、フェス前のシーンではボーカルが聞こえてこない演出でも「これはきっともったいぶって最後で聞かせるパターンなんだわ!」と思い込んで、結局最後まで聞かせなかったので、歌詞の字幕見た瞬間「ズコー!」ってなりました。原作ありきの映画だからしょうがないのかもだけど、一本の映画として見たときに、ここだけちょっと不自然な気がしました。ていうか「健くんのボーカルがうう〜ん…ってカンジだからこういうことにしたのか?」とか勝手に思い込んですみませんでした。(失礼だな)
多分実現しないと思うけど、コユキのボーカル入ってるバージョンの最後のライブシーンを、DVDの特典映像にでも入れてくれれば私のモヤモヤも少しは晴れますので…通常版じゃなくて豪華版買いますので、どうか神様お願いします…