マーガレット読んだことないのに
「わたしのマーガレット展」に行ってきました。
展望台でやってたドールカルチャー展とチケットを一緒に買うとちょっと安くなるので
ハシゴしてきました。(とはいえ3000円近い出費は痛い)
会場に入った直後に数分間の映像を見せられるのですが、
ここで「やべえ、知ってるマンガが全然出てこねえ…」と焦る。
隣の人感動して泣いてるのにすごい温度差。
自称漫画好きなのに少女漫画はほぼスルーで、とくにマーガレット系は
全く読まずに生きてきたせいです、そんななのに来てごめんなさい。
(小学校低学年でりぼん→高学年で花とゆめ→中学で二次創作BL系という、
腐女子エリートコースを進んだせいでマーガレットを通過することがなかった模様)
映像が終わり、ローテンションなまま展示を見てまわります。
60~70年代の生原稿はさすがに紙の変色などの劣化も激しかったですが、
いかにも~な少女漫画のかわいらしい絵で(なんで昔ってみんな絵柄似てたんだろうな)
ぶっといGペンのタッチも微笑ましい感じ。
この辺はさすがに読んだことある作品もなく、「懐かしい」雰囲気を味わう感じでした。
そのあとはベルばら、エースをねらえが大きく扱われてました。
私の漫画原体験が小学校低学年頃に読んだときめきトゥナイトあたりからで、
王道のベルサイユのばらもエースをねらえも世代が微妙に違ってて、
チラ見はしててもまともに読んだことないのです。BBAなのにね。
でもこの辺の時代から絵が繊細になって、男性キャラも面長になって(なんでだろ)
感情表現もドラマチックな感じになり、大人の読者を意識してる感じがしました。
全く興味なかったのですがこの年になってベルばらを読むのもいいかもしれないと思った。
撮影禁止だったから細かいところは覚えてないんですが、この先は年代よりジャンルで
わけてたような感じです。ギャグマンガとかホラーとかラブコメとかって感じで。
伊賀野カバ丸とかペルシャは小学生時代アニメ見てたから懐かしかったな~。
あとバンドブームのときにハマった楠本まき先生のKISSXXXXの生原稿がありました。
線がすっげえ細い!アナログでアレを描いてたというのが信じられん。
いくえみ綾先生は「描く男キャラ全員奥田民生」時代に好きでちょっと読んでました。
(今ちょっとぐぐったらその後の作品でも誰かしらに似てる「いくえみ男子」とかいう
単語も生まれてたのですね、知らんかった)
ホットロードの映画で使ったバイクらしいっす。(ここは撮影OK)
「夜明けの青い道、赤いテールランプ…」
は氣志團の國道127號線の白き稲妻で知ったぐらい疎いのでもちろん読んだことなくて
生原稿すごい新鮮な気持ちで見られました…カラー原稿のエアブラシがすっごいキレイ。
どれぐらいホットロード関連が多いかというと男の子がハードラックとダンスっちまう
一連のシーンがほぼ展示されてて未読なのにうっかり泣きそうになるぐらいです。
最後の方はわりと最近の花より男子とかアオハライドとか。これも読んだことないなー。
でもここに私の好きな俺物語!!がありました~タケオを見つけたときの安心感。
現在唯一コミックスを持ってるマーガレット漫画です…(そんなんで来るなよと)
最近の作品でもアナログ原稿が多いなーと思いました。
少女漫画家さんは今もちゃんとペンで描いてトーン貼ってるんですね。
出口付近に今の連載作家さんがガラスに直筆で描いた屏風があったけど、
みんな絵柄も今風(?)で時代を感じましたわ。
日々蝶々は絵が好きな系統だったのであとで読んでみたいです。
グッズ売り場は面白いものがいっぱいあったけど、俺物語のタオルだけ買って帰りました。
でもベルばらの「そのショコラが熱くなかったのをさいわいに思え!」ってシーンの
ハンカチが面白かったなーなんだよそのセンス。